公認心理師の職業と年収
公認心理師の資格取得を行うと、例えば話し相手やお悩み相談や、病院の正社員や独立など、活躍の幅は大きくなります。
ただ、選ぶ職業に応じて年収も幅広くなっており、下限は200万円から、上限は1000万円からさらには青天井までとなっております。
上限の1000万まで行けば、かなりの年収を手にすることが出来ます！
濃縮マガジンでは、皆さんが気になる年収をランキング形式にまとめてみました！
職業年収ランキング
年収ランキング 第１位 独立開業した場合
推定年収：１０００万円・青天井
独立系事業者の場合、経営手腕によって収入は青天井です。公認心理師として年収1,000万円を超える人もおり、ビジネスモデルや集客力次第です。ですが独立開業の場合はクライアントを探すにも自分自身で頑張らなければいけませんので、年収百万円にも満たないというリスクもあります。
成功している事例として最もあげられるのが、企業カウンセラーの報酬、メディアへの露出や講演会、書籍の執筆等による収入です。単発な仕事では無く、心理師として呼ばれる機会が多い方が、収入が高い傾向にあります。
参考 FC・コンサルまとめ https://www.nurserymg-fcconsul.net/education/psychological_counselor.html
年収ランキング 第２位 心理判定員
推定年収：８００万円
心理判定員は公務員であり、地方上級公務員試験に合格する必要もあるため、かなりハードルが高いです。児童相談所や身体障害者更生相談所、知的障害者更生相談所などの施設で心理判定員は、心理判定業務に携わります。心理師の資格が重要視され、心理療法担当職員を兼務することも多いです。課長クラスともなると年収1,000万円を超えることもあります。
参考 Wikipedia「心理判定員」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E7%90%86%E5%88%A4%E5%AE%9A%E5%93%A1
年収ランキング 第３位 病院で正社員勤務（公認心理師）
推定年収：４００万円
総合病院の精神科や心療内科、メンタルクリニックで働く公認心理師の給料はどのくらいになるのでしょうか。
地域や病院の規模にもよりますが、一般的には、フルタイムであれば年収300～500万円ほどになります。入院患者がいる病院で当直をしたり、夜遅くまで営業しているメンタルクリニックで夜勤をしたりすると、残業代がつくので収入が高くなります。
病院はカウンセラーとして収入が最も安定しています。（※心理判定員、または公務員心理職を除いた場合、）
しかし、当然ながらそれなりの労働時間になります。
参考 厚生労働省「公認心理師」 https://www.lec-jp.com/shinri/about/work.html
年収ランキング 第４位 企業研修
推定年収：３５０万円
企業研修は、大手など会社により規模は様々ですが、およそ1時間あたり1～2万円となります。
現代社会において、様々なストレスが増えています。個々人のストレスへの対処の仕方も様々となります。日々多忙で仕事をこなしていく中で、自分自身の適切なストレスへの対処や、部下へのストレスケアというものはかなり難しいものとなりがちです。コミュニケーション研修やストレスマネジメント研修とされる場合があります。
参考 企業・産業分野における役割 https://www.mhea.or.jp/counselor/counselor_02.html
年収ランキング 第５位 自治体 男女共同参画センター・電話相談員
推定年収：３００万円
自治体で不定期に募集されます。公務ですので、長期的に働くことができます。常勤・非常勤があり、自治体にもよりますが常勤にして月給23万前後、非常勤にして時給1500円～2000円となります。一般的なアルバイトや事務職よりは高くなります。災害や子育て、地域や親族家庭などに寄り添う内容が多いです。
参考 社会福祉法人共生会SHOWA http://www.laplace-setagaya.net/news/120/
年収ランキング 第６位 スクールカウンセラー
推定年収：２４０万円
多くのスクールカウンセラーが非常勤職員として時給で勤務します。時給も精神科医や大学教授であれば5000円ほどと高いようですが、臨床心理士の資格だけだと時給3000円前後が相場のようです。
非常勤職員なので週に何日か学校に出勤しスクールカウンセラーとして働くスタイルで、月給で15万円から20万円前後が多く、ボーナスもなく年収に換算すると240万円がスクールカウンセラーの平均年収になります。
参考 文部科学省「スクールカウンセラーの業務」https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/066/shiryo/attach/1369901.htm
年収ランキング 第７位 話し相手・お悩み相談サービス
推定年収：２００万円
話し相手・お悩み相談サービスは、基本電話やスカイプでクライアントと会話します。病院やクリニックに受診するほどでは無いけど、気軽に悩みや心の状態などを相談したい方などのお話を聴くことでその方が前向きに人生を送れるようにサポートするサービスです。
話し相手サービスには、こんな勤務形態があり、例えば独立開業したら1時間当たり5000円程度となります。
パートなどの時給は1080円程度となり、なんだか専門職としては少ない感じがしますね。
事業参考「こころの耳」https://kokoro.mhlw.go.jp/beginner/
まとめ
公認心理師の資格が必要な心理学系の仕事にはさまざまなものがあり、高い専門知識をベースに活躍している人は多いです。生活できるのに困らない程度の年収から高収入者まで、職業やキャリアによってさまざまですので、目指す場合にはぜひこの記事を参考にしてください。
