公認心理師が生まれた時代背景
みなさんは、心の相談をする人といえば、おそらく親族や同僚、友人といった方々が主ではないでしょうか。他には、学校や職場、民間のカウンセラーなど。では、『公認心理師』はどういった方なのでしょうか。
年々増加傾向にある「心の健康問題」
昨今ではコロナ渦を始め、様々な社会問題が世間でも報道され、その問題は年々顕著になってきており、「心の健康問題」も深刻化してきております。心の健康問題に対するケアは、社会でもその必要性が増加してきております。
シュクシュク、最近ボクはね。。深刻な悩みがあって疲れてるんだけど、周りの目も気にして言えないんだ。。
ノウノウ、何だかしんどそうだな。。
心のエキスパート、公認心理師
公認心理師は「国家資格」
近年国家資格とされた『公認心理師』ですが、みなさんの中には民間の心理士とは何が違うのか、あいまいな方もおられるのではないでしょうか。
公認心理師とは、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識および技術をもって、助言や指導、援助、分析などを業とする人です。
そして、公認心理師は2017年に施行された「公認心理師法」にもとづく「国家資格」です。
国の診療報酬を適用されることとなっており、癌や長期的な疾患、本院や小児の危篤、自殺など、深刻な心の健康問題の相談を診療報酬で補うことができ、厚生労働省でも多くの見直しがなされてきております。
公認心理師は「名称独占資格」
公認心理師は「士」ではなく、「師」が用いられています。これは医師の「師」、教師の「師」のように、教えを導く人、先生、などという意味があります。
公認心理師は、国家資格であり、「名称独占資格」でもあります。
「公認心理師」という名称は、その資格のないものは使用してはならないことになっています。民間資格で多く使用されている「心理士」と区別が図られており、「名称独占資格」となっております。
公認心理師の仕事内容
公認心理師については、厚生労働省のホームページでは以下のように定義されています。
公認心理師とは、公認心理師登録簿への登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者をいいます。
(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
(2)心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助
(4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供
(引用元:公認心理師 |厚生労働省)
公認心理には、とても多くの検査や分析が用いられます。目には見えない心の情報を発信してくれる、大変頼もしい存在です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。公認心理師はまだ新しい資格ですので、公認心理師にしかできない心の解明はどこまでなされるのか、今後どのように展開していくかこれからも大変期待できそうですね。
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