心理系の公務員について
公認心理師で働くにあたり、やはり公務員は安定と転勤の少なさから、とても魅力的なものとなっております。その採用試験もやはり難関で、職務もかなり専門的なものになります。
採用試験を突破しても、その先はまだまだ難問の知力が…そんな心理系の公務員の仕事内容を一挙公開します!
前回の記事で、心理系の公務員の採用試験がとーっても難しいことがわかったね!
今回は、実際それぞれどんな仕事がになるのか、気になるね!
心理系公務員<国家公務員>
科学警察研究所研究員
科学警察研究所研究員(国家公務員I種の心理職)犯罪心理は一般の人からはとても不可解な心理が多いもの。そんな犯罪心理の研究をする、心強い職務です。
科学警察研究所研究員は、適正な犯罪捜査を支える鑑定・検査を行います。
様々な科学領域の職員で構成されており、ポリグラフ検査・犯罪者プロファイリングを担当します。
犯罪捜査と密接な関係を持ち、被疑者、犯罪捜査に関わる職員、参考人等によって、分析や鑑定の結果についての説明を工夫し、問題解決につなげる力が必要です。
よく、汗など嘘発見器がありましたね。複雑な心理を様々なデータから分析し、プロファイルするチームです。
参考サイト『化学警察研究所』
家庭裁判所調査官
家庭裁判所調査官の仕事内容家庭における心理は、外の世界からは見えづらいもの。専門的な観点から分析します。
家庭裁判所調査官の具体的な専門業務は、主に調査分析・報告・試験観察の3つです。
調査・分析…事件の背景や争いになった原因を調べ事実関係の確認をします。少年事件では本人や保護者と面接を行う他、心理テストを行って性格傾向を把握しようとすることもあり、改善する方策を検討します。
報告・審判出席…調査した事実関係や所見、改善策などを裁判に提出します。審判へ出席することもあります。
試験観察…家庭裁判所における少年事件の審判では、少年院送致や児童相談所送致などの処分を言い渡します。調査は主任家庭裁判所調査官と調査官とで行います。裁判所事務官や書記官、児童相談所や学校など外部機関との連携も必要となります。
分析から、解決、その後の指導まで、心理に対して大きな知力が必要なようです。その人となりも現れそうな必要とされる仕事です。
参考HP『家庭裁判所調査官』
法務教官
法務教官は、少年の非行の解明から改善まではとても大変です。十分な経験と他の職種との連携が必要となるようです。
少年院に勤務した場合…少年院では,基礎学力を付与する教科指導,職業生活に必要な知識・技能を習得,健全なものの見方や考え方などを指導する生活指導をさせる職業指導などの矯正教育を行います。関係機関との連携の下,生活環境・修学・就労の支援等の社会復帰への支援を行います。
少年鑑別所に勤務した場合…少年鑑別所は,非行の原因の解明や処遇方針の策定のための調査を行う施設です。面接や行動観察を実施し,法務技官(心理)・家庭裁判所の審判や,少年院・保護観察所等での指導にて活用される資料を作成し提出します。
参照HP『法務省』
地方上級心理職
地方上級心理職も、国家公務員に劣らず、幾つか心理検査や情報をかけ合わせたり等、ある一面からだけの像をみただけではなかなかカウンセリングが難しいようです。
児童心理司
児童心理司とは、心理学の知識を活かして児童やその保護者の心理診断を行う「任用資格(児童心理の職に就いて初めて名乗ることのできる資格)」のことで、職場は児童相談所となります。
児童心理司の具体的な仕事の内容
・児童や保護者の心理状況を把握するための面談
・心理検査による心理診断
・その診断内容に応じた心理療法やカウンセリング
・必要に応じた子どもへの支援(指導や助言、遊びなど)
心理判定員
心理判定員とは、児童相談所以外の公的機関(県立病院、こども家庭支援センター等)で児童心理司のような心理診断を行う者を「心理判定員」と呼びます。
※厚生労働省の「児童相談所運営指針」の改正に伴い、児童相談所で働く心理判定員に限り「児童心理司」という呼称に変わりました。 幾つか心理検査や情報をかけ合わせたり等、ある一面からだけの像をみただけではなかなかカウンセリングが難しそうです。
参照HP『厚生労働省』
まとめ
いかがでしたか?
今回は心理系の公務員についての記事となりました。
社会問題と綿密な関係があり、難問の壁も大きいようです。そのため、社会問題への解決に寄与した際にはやりがいや達成感も、大きく感じられると思います。
次回は、その心理系の公務員の、さらなる実際の年収に迫りたいと思います!ご期待ください!