1. 医療・福祉施設で働く社会福祉士の平均年収は403万円
令和2年度の社会福祉振興・試験センターが実施した調査によると医療・福祉業界等で社会福祉士の資格を持つ者の平均年収が403万円という結果が出ています。男女別でも公表されており、男性で473万円、女性で365万円となっています。
(※平均年収403万円には、正社員以外に契約社員やパートタイム職員、派遣職員も含まれています。)
待遇面を取り上げる事はなかなか難しい所ではありますが、現状の待遇で満足している方や特に不満のない方もおられますが、他業界と比較してしまうと、水準は低いを言わざる負えないのかもしれません。折角、難関の国家資格を突破したのにと思う方もおられるかと思います。
また、仕事内容もハードワークな部分もある為、待遇面でカバーして欲しいと思います。
2. ソーシャルワーカーは、時に "悪者 "として見られる。
ソーシャルワーカーは、時に "悪者 "のように見られることがあります。これは、ソーシャルワーカーが、子供が保護されたことを家族に知らせるなど、悪い知らせを伝えなければならないことが多いからでしょう。
また、借家人を家から追い出すなど、不人気な決断を下さなければならないこともあります。そのため、ソーシャルワーカーは日常的に接する人々から不人気な存在になる可能性があります。しかし、ソーシャルワーカーは、しばしば人々の最良の部分を見抜き、彼らが困難を克服するのを助けることもあります。しかし、ソーシャルワーカーは、多くの人々の生活に変化をもたらしているのです。
3. ソーシャルワーカーは燃え尽き症候群が多い
ソーシャルワーカーは、燃え尽き症候群を経験しやすいと言われています。これは、感情的、精神的に負担のかかる仕事の性質によるものです。援助職の人は、困難な状況にさらされることが多く、それが負担になることがあります。トラウマを経験したクライエントや、困難な生活環境にあるクライエントと長期間関わる際は特に燃え尽き症候群になりやすいかもしれません。
ソーシャルワーカーは、燃え尽き症候群を経験しやすいと言われています。これは、感情的、精神的に負担のかかる仕事の性質によるものです。援助職の人は、困難な状況にさらされることが多く、それが負担になることがあります。トラウマを経験したクライアントや、困難な生活環境にあるクライアントと働く人は、特に燃え尽き症候群になりやすいかもしれません。
燃え尽き症候群は、肉体的・精神的な疲労、皮肉や否定的な感情、達成感の低下など、さまざまな形で現れます。燃え尽き症候群を経験したら、充電と再生のための時間を取ることが重要です。これには、休暇を取ったり、定期的に運動したり、リラクゼーションを促進する活動に参加したりすることが含まれます。
まとめ
上記の課題は社会福祉士だけではなく、福祉業界で全体の課題でもあると言えます。
社会福祉士の待遇面についても、決して高給ではないが景気に左右されにくいという点もあります。また、介護職員の処遇の改善が見られるようになりつつあり、僅かではありますが給与水準は上がりだしていると思います。しかし、もう少し評価されても良い仕事であると思います。働いている職員が将来に希望が持てる様になれれば、より良い支援ができるかと思います。
社会福祉士や福祉職は業務の中で、表現がよくありませんが、悪者の様な立ち回りをしなければならない場合があります。その分かりやすい例えが、児童相談所で働く児童福祉司などの専門職です。虐待やその疑いのある家庭から、児童の身の安全の保護の為、然るべき手続きを行った後、子どもを親元から離す親子分離を行う事があります。
法的な手段をとっている訳ですが、説得や理解を求めても親からは納得されず悪者に見られてしまいます。 私たち福祉職はクライアントの生命や生活を守り支援する仕事です。目を背きたくなる場面に出会う事もありますが、逆にうれしい場面に立ち会う事もあります。リアルタイムで状況の変化がある仕事である為、大きなストレスが掛かるかかる事が多く、特に熱心に仕事をする人の多くに燃え尽き症候群に陥る人は少なくありません。
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