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社会福祉士

社会福祉士 国家試験、2022年・2023年は駆け込み受験?出題傾向、新カリキュラム対応試験に変わる前におさらい!

2024年度国家試験から新カリキュラム対応が反映されます。
一部の科目名が変更され、新しい科目名が追加されます。また、内容も大きく変わります。今まで勉強してきた出題傾向は、2022年、2023年の試験まで活かされます!何年も勉強してきた方にとっては、もったいない話かもしれません。そこで、今年こそ絶対合格!傾向をおさらいしておきましょう。

社会福祉士国家試験 - 2022年、2023年に受験を急ぐ?

2024年の国家試験で新カリキュラムを実施することが決定されています。
LGBTなどのマイノリティーの支援、80代の親がひきこもりの50代の子どもを支援する8050問題、
外国人労働者の生活支援など、近年顕在化しているさまざまな社会的課題を支援する必要があるためです。
新しいカリキュラムは、これらの問題などに対応できるソーシャルワーカーをより育成するためのものです。

過去問から高出題率!出題傾向はこの科目にあります。

社会福祉士国家試験は過去問中心の勉強が基本です。過去問より出題数の多い科目を調べました。この科目はしっかりと押さえておきましょう!

【1】人体の構造と機能及び疾病

2 心身機能と身体構造の概要

2)各器官等の構造と機能
·血液、呼吸器、消化器、泌尿器、循環器、運動器、内分泌器官、神経系、感覚器、皮膚、生殖器、免疫系
·その他

4 健康の捉え方

1)健康の概念
·WHO憲章による健康の定義
·その他の定義

5 疾病と障害の概要

2)障害の概要
·視覚障害、聴覚障害、平衡機能障害、肢体不自由、内部障害、知的障害、発達障害、認知症、高次脳機能障害、精神障害
·その他

6 リハビリテーションの概要

1)リハビリテーションの概念と範囲
·リハビリテーションの定義、目的、対象、方法
·その他

【2】心理学理論と心理的支援

2 人の成長·発達と心理

1)発達の概念
·発達の定義、発達段階、発達課題、生涯発達心理、アタッチメント、アイデンティティ
·喪失体験
·その他

3 日常生活と心の健康

1)ストレスとストレッサー
・ ストレッサー
·コーピング
·ストレス症状(うつ症状、アルコール依存、燃燃え尽き症候群(バーンアウト)を含む。)
·ストレスマネジメント
·その他

4 心理的支援の方法と実際

4)心理療法の概要と実際(心理専門職を含む。)
·精神分析、 遊戯療法、行動療法、家族療法、ブリーフ・サイコセラピー、心理劇、動作療法、SST(社会生活技能訓練)
·公認心理師
·その他

【3】社会理論と社会システム

1 現代社会の理解

5)人口
・人口の概念、人口構造、人口問題、少子高齢化
·その他

6)地域
·地域の概念、コミュニティの概念、都市化と地域社会、過疎化と地域社会、地域社会の
集団・組織
·その他

3 人と社会の関係

4)社会的ジレンマ

4 社会問題の理解

2)具体的な社会問題
・差別、貧困、失業、 自殺、犯罪、非行、公害、ソーシャルエクスクルージョン(社会的排除)、ハラスメント、 DV、児童虐待、いじめ、環境破壊
·その他

【4】現代社会と福祉

5 福祉政策の課題

1)福祉政策と社会問題
·貧困、孤独、失業、要援護(児童、老齢、障害、寡婦)、編見と差別、ソーシャルエクスクルージョン(社会的排除)、ヴァルネラビリティ、リスク
·その他

6 福祉政策の構成要素

1)福祉政策の論点
·効率性と公平性、必要と資源、普遍主義と選別主義、自立と依存、自己選択とパターナリズム、参加とエンパワメント、ジェンダー、福祉政策の視座
·その他

【5】地域福祉の理論と方法

3 地域福祉に係る組織、団体及び専門職や地域住民 

  1)行政組織と民間組織の役割と実際

地方自治体、社会福祉法人、特定非営利活動法人、社会福祉協議会、民生委員・児童委員、共同募金、自治会、ボランティア組織、企業、生活協同組合、農業協同組合
·その他
2)専門職や地域住民の役割と実際
社会福祉士、社会福祉協議会の福祉活動専門員、介護相談員、認知症サポーター、 その他の者の役割

4 地域福祉の推進方法

5)地域における福祉サービスの評価方法と実際      

 ·ストラクチャー評価、プロセス評価、アウトカム評価
·その他
·福祉サービスの第三者評価事業、ISO、QC活動、運営適正化委員会
·その他

【6】福祉行財政と福祉計画

1 福祉行政の実施体制

5)福祉の財源
·国の財源
·地方の財源
·保険料財源
·民間の財源
·その他

4 福祉計画の主体と方法

2)福祉計画の種類
·地域福祉計画、老人福祉計画、介護保険事業計画、障害福祉計画
·その他

【7】社会保障

6 社会保障制度の体系

2)医療保険制度概要
·制度の目的、対象、給付内容、財源構成
·その他
5)雇用保険制度の概要
·制度の目的、対象、給付内容、·財源構成
·その他

7 年金保険制度の具体的内容

1)国民年金

【8】障害者に対する支援と障害者自立支援制度

1 障害者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、福祉·介護需要

1)障害者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢       

·国等による障害者就労施設等からの物品等の調達の推進
·障害を理由とする差別の解消の推進
·その他

2 障害者福祉制度の発展過程

1)障害者福祉制度の発展過程

3 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者総合支援法)    

1)障害者総合支援法の概要
·障害者総合支援法の目的、障害支援区分判定の仕組みとプロセス、支給決定の仕組みとプロセス、財源、障害福祉サービスの種類、障害者支援施設の種類、補装具·住宅改修の種類、自立支援医療、地域生活支援事業、苦情解決、審査請求、最近の動向
·その他

【9】低所得者に対する支援と生活保護制度

2  生活保護制度

1)生活保護法の概要
·生活保護法の目的、基本原理、保護の原則、保護の種類と内容、保護の実施機関と実施体制、保護の財源、保護施設の種類、被保護者の権利及び義務、生活保護の最近の動向
·その他

6 福祉事務所の役割と実際

1)福祉事務所の組織体系

【10】保健医療サービス

1 医療保険制度

1)医療保険制度の概要
·高額療養費制度の概要
·その他

3 保健医療サービスの概要

1)医療施設の概要
·病院、特定機能病院、回復期リハビリテーション病棟、地域医療支援病院、診療所
·その他

4 保健医療サービスにおける専門職の役割と実際

5)医療ソーシャルワーカーの役割
·医療ソーシャルワーカーの業務指針
·その他

【11】権利擁護と成年後見制度

1 相談援助活動と法(日本国憲法の基本原理、民法·行政法の理解を含む。)との関わり

1)相談援助活動において想定される法律問題          

·福祉サービスの利用と契約
·消費者被害と消費者保護
·自己破産
·借家保証
·行政処分と不服申立
·その他

2 成年後見制度

1)成年後見の概要
·法定後見
·任意後見
·成年被後見人の行為能力
·成年後見人の役割
·その他

【12】社会調査の基礎

1 社会調査の意義と目的

1)社会調査の意義と目的

2 統計法

1)統計法の概要

5 量的調査の方法

1)全数調査と標本調査
·母集団、標本、標本抽出
·その他
5)質問紙の作成方法と留意点
·ダブルバーレル質問、パーソナルな質問とインパーソナルな質問
·その他

【13】相談援助の基盤と専門職

1 社会福祉士の役割と意義

1)社会福祉士及び介護福祉士法
·定義、義務·法制度成立の背景·法制度見直しの背景·その他

3 相談援助の概念と範囲

1)ソーシャルワークに係る各種の定義       
·国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)の定義
·その他
2)ソーシャルワークの形成過程
·慈善組織協会
·セツルメント運動
·その他

6 相談援助に係る専門職の概念と範囲

2)福祉行政等における専門職
·福祉事務所の現業員、査察指導員、社会福祉主事、児童福祉司、身体障害者福祉司、知的障害者福祉司
·その他

【14】相談援助の理論と方法

1 人と環境の交互作用

1)システム理論
·一般システム理論、サイバネティックス、自己組織性
·その他

4 相談援助の過程

1)受理面接(インテーク)
·インテークの意義、目的、方法、留意点
·その他

6相談援助のための面接技術

1)相談援助のための面接技術の意義、目的、方法、留意点

11 集団を活用した相談援助

1)集団を活用した相談援助の意義、目的、方法、留意点
12 スーパービジョン
1)スーバービジョンの意義、目的、方法、留意点

13 記録

1)記録の意義、目的、方法、留意点

【15】福祉サービスの組織と経営

1 福祉サービスに係る組織や団体 

1)社会福祉法人制度
·定義、役割、税制、実際
·その他
2)特定非営利活動法人制度
·定義、役割、税制、実際
·その他

【16】高齢者に対する支援と介護保険制度

1 高齢者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、福祉·介護需要(高齢者虐待や地域移行、就労の実態を含む。)      

1)高齢者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢

2 高齢者福祉制度の発展過程

1)高齢者福祉制度の発展過程

8 介護と住環境

1)介護のための住環境

【17】児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度

1 児童·家庭の生活実態とこれを取り巻く社会情勢、福祉需要(一人親家庭、児童虐待及び家庭内暴力(DV)、地域における子育て支援及び青少年育成の実態を含む。)と実際         

1)児童·家庭の生活実態とこれを取り巻く社会情勢    ·少子化の進行
·少年犯罪
·家庭の育児機能の低下
·子どもの貧困対策の推進
·いじめ防止対策の推進
·その他

5 児童虐待の防止等に関する法律(児童虐待防止法)

1)児童虐待防止法の概要
·児童虐待防止法の目的、児童虐待の定義、虐待予防の取組、虐待発見時の対応
·その他

【18】就労支援サービス

1 雇用·就労の動向と労働施策の概要

  1)雇用·就労の動向
·労働市場の動向
·ライフスタイルに応じた多様な働き方
·障害者の雇用·就労を取り巻く情勢
·その他

2 就労支援制度の概要

3)障害者雇用施策の概要
·障害者雇用率制度、職業リハビリテーションの実施体制等
·その他

【19】更生保護制度

2 更生保護制度の担い手

2)保護司
·使命、役割、身分、組織
·その他

2024年国家試験から新カリキュラム対応が反映される。

第37回試験より、新研修プログラムに基づく試験の科目名は以下のようになります。

【専門科目】(全7科目)
①保健医療と福祉
②ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)
③ソーシャルワークの理論と方法(専門)
④福祉サービスの組織と経営
⑤高齢者福祉
⑥児童・家庭福祉
⑦貧困に対する支援
【共通科目】(全12科目)
①医学概論
②心理学と心理的支援
③社会学と社会システム
④社会福祉の原理と政策
⑤ソーシャルワークの基盤と専門職
⑥ソーシャルワークの理論と方法
⑦地域福祉と包括的支援体制
⑧社会保障
⑨障害者福祉
⑩社会福祉調査の基礎
⑪権利擁護と支える法制度
⑫刑事司法と福祉

前述の通り、新制度は共通科目12科目、専門科目7科目で構成されます。
これにより、精神保健福祉士と共通する科目が増えることになります。

一部の科目名が変更され、新たな科目名が追加される予定です。

科目名の変更:
旧「相談援助」
新「ソーシャルワーク」
新科目が追加:「地域福祉と包括的支援体制」

まとめ

2024年度国家試験からの新カリキュラム対応が反映されるまえに、今年こそ絶対合格!傾向をおさらいして今年度の試験に備えましょう!

社会福祉士国家試験の受験資格については、こちらの記事がおすすめです。

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https://shikaku.club/2022/10/12/%e7%a4%be%e4%bc%9a%e7%a6%8f%e7%a5%89%e5%a3%ab%e5%9b%bd%e5%ae%b6%e8%a9%a6%e9%a8%93%e3%81%ae%e5%8f%97%e9%a8%93%e8%b3%87%e6%a0%bc%e3%81%a8%e3%81%af%ef%bc%9f/

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