①社会福祉士とは?
社会福祉士とは、「ソーシャルワーカー」とも呼ばれる社会福祉専門職の国家資格です。身体的・精神的・経済的なハンディキャップのある人から相談を受け、日常生活がスムーズに営める様に支援を行ったり、困っていることを解決出来る様に支えたりすることが主な仕事となります。また、他分野の専門職などと連携して包括的に支援を進めたり、社会資源(行政機関、病院、福祉施設等の事業所)との連携・開発したりする役割なども求められます。
②社会福祉士の活躍の場所
社会福祉士は、障がいのある方の施設、高齢者の方の介護施設、児童養護施設などの各施設にて介護業務やキャリアを積むことで相談支援業務に従事することもあります。また、地方自治体の福祉事務所等にて相談窓口として活躍されています。近年、教育現場へと職域が拡大しスクールソーシャルワーカーとして児童や保護者から相談を受け、課題を解決の為に関係機関と連携を図り課題解決を行う役割を担っています。
③2023年の国家試験について。
今年度第35回の試験日は「令和5年2月5日(日曜日)」となっています。
3 試験地(第35回)(24試験地)
北海道、青森県、岩手県、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、鹿児島県、沖縄県
④試験科目
①人体の構造と機能及び疾病、 ②心理学理論と心理的支援、 ③社会理論と社会システム、 ④現代社会と福祉、 ⑤地域福祉の理論と方法、 ⑥福祉行財政と福祉計画、 ⑦社会保障、 ⑧障害者に対する支援と障害者自立支援制度、 ⑨低所得者に対する支援と生活保護制度、 ⑩保健医療サービス、 ⑪権利擁護と成年後見制度、 ⑫社会調査の基礎、 ⑬相談援助の基盤と専門職、 ⑭相談援助の理論と方法、 ⑮福祉サービスの組織と経営、 ⑯高齢者に対する支援と介護保険制度、 ⑰児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度、 ⑱就労支援サービス、 ⑲更生保護制度
⑤受験資格(第35回)
(1)4年制大学で指定科目を修めて卒業した方(令和5年3月31日までに卒業見込みの方を含みます。)
(2)2年制(又は3年制)短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上(又は1年以上)相談援助の業務に従事した方
(令和5年3月31日までに従事する見込みの方を含みます。)
(3)社会福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業(修了)した方(令和5年3月31日までに卒業(修了)見込みの方を含みます。)
(4)社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業(修了)した方(令和5年3月31日までに卒業(修了)見込みの方を含みます。)
まとめ
いかがでしたでしょうか。社会福祉士の試験は年々難しくなり、出題範囲は広がりつつあります。過去問を解く勉強方法がとても効率が良いと言われています。出題範囲はそれだけではなく日々のテレビや新聞のニュース等、福祉に関わる情報(制度の変更など)にもアンテナを張る必要もあるかと思います。
試験まで残り3か月となりましたが、試験日までに追い込みで学ぶことも大事ですが、自身のコンディションを保ち、試験当日は体調万全の状態で挑みたいものです。試験勉強の合間に気分転換も必要だと思います。趣味に時間を費やす事も大事だと思いますので上手く時間を使っていきたいですね。